「目が白い気がする」「最近、見えづらそう」「目やにが増えた」「なんとなく目が赤い…」
ペットの眼の病気は、人と同じく、
など、軽度のものから重度のものまでさまざまです。

さらに、犬種・猫種によってなりやすい病気も違います。そして眼科疾患は、同じような症状に見えても、原因がまったく違うことが少なくありません。
例えば、
という症状でも、
など、必要な治療が全然違うことがあります。
そのため当院では、各種眼科検査機器を用いながら、しっかりと原因を確認した上で診断・治療を行っています。ただ、眼科検査は「機械があればできる」というものではありません。
例えば、
などによって、検査結果が変わってしまうこともあります。
実際に、「他院様で異常と言われたけれど正常だった」「逆に異常が見逃されていた」というケースに出会うこともあります。そのため当院では、獣医師の眼科知識や検査技術だけではなく、看護師の保定方法も含め、日々研鑽を重ねています。
また、眼科検査はワンちゃん・ネコちゃんのご協力もとても大切になります。できるだけ怖い思いをさせず、安心して検査を受けてもらえるよう心がけています。
ここでは、「へぇ~、こんな検査をするんだなぁ(^_^)」という感じで、少しでも眼科検査について知っていただけたら嬉しいです。

目に光を当てて、その反応を見る検査です。
この検査は、基本的にどんな状態でも行う一般眼科検査の中の一つになります。
ここで反応が悪い場合には、

目の細かい部分を拡大して確認する検査です。
など、目の前の方の構造を詳しく確認することができます。
眼科領域ではルーチン的に必要な検査で、
などの診断に役立ちます。
また、水晶体が白くなる病態の、「核硬化症」「白内障」の見極めにも非常に重要な検査になります。当院では、後ろのモニターに映る画像を飼い主様にも実際に見ていただきながらご説明しています。

涙の量を測定する検査です。ドライアイ(乾性角結膜炎)の診断に役立ちます。ドライアイは、人のドライアイのような単純なものではなく、涙を作る組織が免疫学的に壊されてしまうケースも多く見られます。
特に、
などでは注意が必要です。
また、ドライアイは早期発見によって、その後の状態が大きく変わることもあります。緊張していると涙量が変わることもあるため、できるだけ落ち着いた状態で検査を行っています(^^♪

眼の圧力(眼圧)を測定する検査です。
例えば、同じように「白目が赤い」状態でも、
ただし、眼圧は単純に機械を当てれば正確に測れるわけではありません。
などによって、本来正常な眼圧でも高く測定されてしまうことがあります。
逆に、異常があるのに見逃されてしまうケースもあります。そのため当院では、獣医師の眼科知識や検査技術だけではなく、看護師の保定方法も含め、できるだけ正確な検査ができるよう日々研鑽を重ねています。
また、ワンちゃん・ネコちゃんが暴れてしまうと正確な測定が難しくなることもあるため、必要に応じて不安を軽減するお薬(PVP)を使用することもあります。

眼の奥にある、
などを確認する検査です。
基本的には、瞳孔を広げる点眼薬を使用してから検査を行います。
などの診断に役立ちます。
眼底にはかなり個体差もあるため、若い時に正常な画像を保存しておくと、病気になった時に異常部位が分かりやすくなることがあります。
特に、
などでは、若いうちの眼底検査をおすすめしています。
当院では、「ビデオオメガ A-Cam」という録画装置や、眼底カメラも使用しながら、飼い主様にもできるだけ分かりやすく説明できるよう心がけています。

超音波を使って、眼球内部の状態を確認する検査です。
白内障などで眼底が見えない場合にも、
検査時には、まず点眼麻酔を行い、専用のジェルを使用しながら、目に優しくプローブを当てて検査を行います。できるだけ負担が少なくなるよう配慮しながら検査を行っています。ただし、この検査は目に直接プローブを当てて行うため、興奮してしまう子では鎮静が必要になることもあります。

網膜が正常に機能しているかを確認する検査です。
「目が見えていない」という症状は、
など、さまざまな原因で起こります。
ERG検査は、「眼科疾患なのか」「脳神経系疾患なのか」を見極める上でも重要な検査になります。
また、白内障で手術による視覚回復が可能かどうかを判断する際にも、とても重要な検査になります。
例えば、
などで多く見られる進行性網膜萎縮(PRA)では、進行するとERG反応が消失してしまいます。
当院では、専用シートの上で微弱な電気反応を測定しながら検査を行っています。基本的には無麻酔で行いますが、特殊なレンズを装着するため、どうしても難しい場合には鎮静が必要になることもあります。
