みなさんこんにちは😀 こんばんは😊
いろんな皮膚病がある中で、痒みのない皮膚病でもある脱毛症にも治療に想いを込めて診察をさせていただいている、三重県で唯一の皮膚科認定医の近藤です。今日はそんな脱毛症の中でもポメラニアンに多い皮膚病のお話です🐶
ポメラニアンに多く見られますが、チワワやトイプードルでも見ることの多い脱毛症で一番多いのは「脱毛症X(アロペシアX)」です。
この病気は痒みのない「脱毛」が特徴です。脱毛は人と同じくホルモンのバランスが崩れて起こることが一般的ですが、この病気は「毛の生え変わるサイクルが止まってしまう」ことによって脱毛することがわかっていますが、根本の原因はよくわかっていません。
またポメラニアンのような小型犬以外でも北欧犬種(シベリアンハスキー、アラスカンマラミュートなど)がこの病気にかかりやすいといわれています。
症状は体幹部の脱毛が主で、頭や四肢には脱毛は起こりません。
健康状態に問題が出ることはありません。








この病気には「コレ!」という治療法がなく、世界的にあらゆる治療報告があります。
それゆえに、いろんなサプリメントがネット上に溢れていて、多くの飼い主さんがどのお薬が良いのかな? と、ネットに答えを探してしまう方を多く経験しております。
現時点でも「コレ」という治療がないので、当院ではまず僕が定期的に勉強させてもらっている皮膚科専門病院で用いられているお薬とサプリからスタートし、
治療反応を見て、数ヶ月単位でその子の治療薬を探っていきます。
治療開始して1ヶ月くらいから発毛は認められる子もいれば、半年経ってようやくって子もいますし、1年経っても生えない子もいます。全ての症例でこのように発毛を認めるわけではありませんが、この子達のようにしっかりと生えてくる子もいます!!発毛した子のご家族様にはとても喜んでもらっております。
ただ、残念ながらこの病気は、「毛が生えたら治療終了」とはいかず、サプリメントの投与と自宅でのスキンケアは欠かさず毎日継続が必要です。
我が子の毛が薄くなる。。。美容上の問題だけではなく、ご家族にとってはその容姿が非常に気になるのではないでしょうか?
全ての症例に発毛をさせる事ができない病気ではありますが、当院では根拠のあるお薬や治療方法をベースとした治療実績があります!
少しでも毛量に不安を感じたら早めに受診されることをお勧めします。
獣医皮膚科学会認定医 近藤 仁

